永遠のゼロとの出会い
永遠のゼロは第38回日本アカデミー賞で圧巻の8冠を受賞したので、多くの人が映画を見られていると思いますが、私は映画製作前にテレビ番組「行列のできる法律相談所」で北村晴男弁護士がこの本を勧められていて、読んだ記憶があります。購読した時期に知覧特攻平和会館に訪れる機会があり、今の平和な日本を築き上げられて先人たちの想いを自分の子供たちに伝えたいという思いにかられました。時を同じくして当時中三だった娘がこの本を読むで、凄く感動を覚えているのを知り、中学校の卒業旅行に家族と一緒に2度目の知覧を訪れました。弟とは、8歳年が離れていて、7歳だった弟は訪問当時戦闘機の展示をプラモデルの様にかっこよく思っていました。その弟も今年から中学生になったので、読書をしない息子にもこの本は読んで欲しいと思っています。
作者の百田尚樹氏はこの本が処女作で、この本へかける思いは凄まじく、歴史事実を丁寧に調べれ、実際に当事者へインタビューされた内容は歴史背景や当時の暮らしぶりも詳しく理解できる内容でした。優秀な日本兵や世界随一のゼロ戦を戦略的に使いこなせなかった指導者、情報戦の脆さに歯がゆさを感じたと同時にビジネスにおいても、歴史に学ぶ事は多い本でした。